国民年金を払っている方に朗報です。
なんと!将来の年金の受給額を上乗せできる方法があるのです。
国民年金を支払っている人は、厚生年金に加入している人よりも将来貰える額が断然低いですよね。
不公平だ!
と言いたくなるところですが、文句を言っても始まらないので、、
自分で将来貰える受給額を増やす制度を活用していきましょう。
では、付加年金とは何かをこれから説明していきますね。
目次
付加年金とは
付加年金とは、名前の通り年金に追加する金額のこと。
通常、会社員などで厚生年金を支払っている人以外は、みんな国民年金を支払っていると思います。
国民年金は所得にかかわらず、一律で金額は決められています。
みんな一律の金額を支払うということは、国民年金の人は将来もらえる年金はそれ以上は上がらないと言うこと。
それは、つまり将来に備える老後資金が少なくなってしまうということです。
そのため、国民年金の人でも少しでも将来に受け取れる額を増やせるように設けている制度が「付加年金」です。
つまり、国民年金にプラスして支払い、将来の受取額を増やすことができる制度が「付加年金」です。
どんな人が加入できるの?
まず、付加年金に加入できる人とできない人がいます。
自分が加入できるかどうかを見ていきましょう。
加入条件
- 国民年金第1号被保険者(自営業者、学生などの国民年金を払っている人)
- 20歳以上、60歳未満
加入できない人
- 厚生年金の加入者や、厚生年金加入者の扶養に入ってる方
- 国民保険料の免除を受けている人
- 国民年金基金の加入者
申し込み方法
各市区役所や町村役場の窓口で申し込みが可能
窓口に「年金課」があると思いますので、そこで付加年金に入りたい旨を説明したら大丈夫ですよ。
手続きに必要なもの
- 本人確認書類
- マイナンバーカード or 基礎年金番号がわかるもの
受給額の計算方法
付加年金額(年額)は「200円×納付月数」で計算します。
例えば、20歳から60歳までの40年間付加保険料を納めていた場合で見ていきましょう。
〇200円×480月(40年)=96,000円(年額)
➡️この金額が追加分として老齢基礎年金に上乗せされますよ。
実際に納付した金額は
〇400円✖️480月=192,000円
よって、2年以上受け取ると支払った金額以上の年金が受け取れちゃうんです!
付加年金は定額のため、物価による増額・減額等の変動はありません。
支払方法
付加年金は通常の国民年金に加算される形で請求されます。
そのため、分けて支払う必要はありません。
やめたい時はどうすればいいの?
付加保険料の納付を止めたい場合は、付加保険料納付辞退申出書の提出をすれば、
いつでも辞められるのでその点も安心!
将来に備えて付加年金に加入しよう!
意外と知られていないこちらの制度。
とってもお得なので入らない手はないですよ!
毎月、プラス400円なので、そこまでの負担ではないはず。
入るのが早い人ほど将来の蓄えになりますから、是非この機会に検討してみてくださいね!